20歳で店長になった僕が社畜を卒業した話をするブログ

社畜だった僕が心理学と出会って劇的に人生が変わった話

地元の有名旅館で働いていた友人の表情【社畜顔】

こんにちは、なーとんです。

 

僕の地元にはとっても有名な旅館があるんです。
その旅館のなにが有名かって、温泉なんですね。

 

なんだか日本でここだけの効果があります!みたいなキャッチコピーがついていて、
観光客にも人気の旅館になっているそうです。

 

その旅館に僕の友達が就職したのですが、

 

就職してからというもの、日に日に顔が激やせし、
僕の友人は笑顔すら見せなくなりました。

 

今回は、その話をシェアしたいと思います。

 

友人と僕は高校生からの付き合いで、
仲間同士の紹介で知り合いました。

 

性格は、僕と一緒で他人に気を使うタイプの子。
ギャグ線が半端なく、一緒にいるいつも笑い合ってました。

その彼は、高校を卒業し、地元の短大に入ります。

 

僕は高校を卒業してから、就職しましたので、
彼が短大いったのをめちゃめちゃ羨ましい!!と思っていました。

 

でも卒業してからも彼との縁が切れるはずもなく、

ちょくちょく遊んではいましたね。

そして、短大は2年だったので、あっというまに就職の時期が来ます。

彼は冒頭書いたように地元の有名旅館に就職するのですが、

なぜ、その旅館に就職を決めたかと言うと

 

「面接だけで、試験がないから」

 

のひとことで彼は片付けていました。笑

 

僕はこいつやべーな、と社畜ながらに確信します。

 

そして彼は地獄の社畜ライフをスタートさせるのでした・・・

 

残業代なし、休みは月5日

 

彼が就職してから1ヶ月後くらいに遊んだんですが、

彼の顔はかなり疲れていました。

1ヶ月って言ったら、仕事の順序もなんとなく掴めてくる時期ですよね。

でも仕事云々ではなく、別の理由があったようで、

その彼がこう話しました。

「なーとんの職場って残業代でる?休み何日くらい?
俺の職場、基本的に毎日12時間から15時間くらい働くんだけど、
残業代出ないんだよね。しかも休み月5日しかないんだ・・」

 

と、就職する前の元気の顔からは想像がつかないほどのぐったりとした表情で話してきました。

 

僕はとっさに、
「え??やばくない?残業代も出なくて、休みも5日しかないの?」

と、聞き返してしまいました。笑

 

僕の職場では残業代はちゃんと”申請”すればもらえます。

休みも月7日くらいはありましたから、彼の職場の方が劣悪な環境でした。

遊んだ日は、とても楽しむことなんてできず、

彼の口からは愚痴や悩みしか出てきませんでした。

ほぼほぼ僕が相談に乗ってその日は解散しました。

 

それから隔週置きくらいに遊びというなの相談に乗っていた僕ですが、

会うたび会うたび彼の表情は暗く、
エネルギーというものが無くなってしまったのではないか?
と、言わんばかりに体型がやせ細り、別人のごとく変わってしまっていました。

 

そんな彼に僕は、
「今勤めている会社で永遠に働くことで得られる未来はあるの?」

と、聞くと、

 

彼は、
「何もないし、早く辞めたいよ。
社会人がこんなに辛いなんて知らなかった。学生に戻りたい」

 

と言うのです。

当たり前ですよね。

残業代もない、休日もわずか月5日しかない、
そんな職場で働くメリットありませんし、

 

なら給料は高いのか?
って、短大卒なのにカスみたいな給料でした。

 

1人暮らしをしていた彼は、貯金なんて出来ず、
日々の生活を送ることに精一杯だったのです。

しかもボーナスだってありません。

 

地元の有名旅館に勤めるだけあって、
きちんとした待遇で働けるんだろう、
と思っていた僕ですが、

現実は全然違いました。

 

あきらかに人間性を無視した労働環境だし、
残業代を出さないなら残業させてはなりません。

 

当たり前の事実です。

 

彼には、何度もやめたほうがいい、と伝えました。
(僕も社畜ながら彼にアドバイスした時期があったのです)

 

でも彼は、いつか楽になると自分に言い聞かせて、
辞めることはしませんでした。

 

いつか楽になるなんてありえないのです。

 

それは”いつか”と願っていることこそが、

他人依存マインドだからです。

自分の行動で自分の人生が決まるのに、

”いつか”楽になるだろう

なんて甘い考えは通用しません。

 

彼もそんなことを思っていたのですから、
現実は一向に良くなりませんでした。

むしろ、悪い方向に進むことのほうが多いのです。

 

先輩に焼酎掛けられても「仕方ない」

 

彼が就職してから、もうすぐ1年が経とうとしていた頃、

遊ぶ回数もめっきり減っていたんですが、

突然彼から遊びに誘われたので、

「何かあったんだろう」

と、僕は考えました。

その日の深夜に近くの居酒屋に集まりました。

 

彼は元々仕事が激務で顔が痩せこけ、

体はみるみるうちに細くなっていたんですが、

会うと表情も無くなっていました。

彼の顔には「無」しかなかったんです。
(無表情とかではなく、心を失ったような顔です)

 

やはり彼は僕に相談があったようです。

 

「聞いてくれ、この前、宴会場の片付けをしていたんだけど、
主任と一緒に片付けてて、お前の仕事のペースが遅いって怒鳴られて、
すいませんって言ったんだけど、全然面白くなさそうな顔して、
お客さんが飲んでた焼酎の瓶に残ってた酒掛けられたんだよね。」

と、「無(心が無い)」の顔で話してくるんです。

 

僕は、その話を聞いたときに、
正直意味不明でした。

 

焼酎を掛けられた?
⇒なんで意見言わなかったの?
と、彼に言いました。

 

でも彼は、
「先輩に意見を言うなんてできないし、
俺がわるいから仕方ないよ」

 

この”仕方ない”って言葉、僕は大っきらいです。

 

仕方ないってことは、
自分の中でどうしようもないってことを認めているってことなんです。

その彼が先輩に焼酎を掛けられたことが、

「仕方ない」で済まされることでしょうか?

僕は決して仕方ないなど思いませんし、

彼も仕方ないなんて本来は思っていませんでしたが、

自己防衛のために、
「仕方ない」と思うようにしていたのです。

 

感情を押し殺して日々の仕事をしていた彼は、
僕に相談することで、
少しだけ楽になったと言っていましたが、
表情は無のままでした。

 

仕事が人生になる前に決断しよう

彼とはその焼酎事件の後も、何回か僕から遊びに誘い、
お酒を軽く呑みながらいろんなアドバイスをしました。

具体的には、
・今の仕事を続けることで得られるもの

・嫌な上司と付き合う必要がないこと

・僕から見て彼のやばい所(表情がない、元気がない、無の状態)

ときに僕は、彼に対して厳しい口調で話すこともありました。

 

でも、精神的にも身体的にも不調を極めていた彼には、
仕事で人生を汚してほしくありませんでしたし、

何より、僕も社畜を経験していたので、
社畜の仕事を続ける必要性の無さとか痛いほど分かるので、
とにかく語りました。

 

何度も何度も伝えて、ようやく彼はいまでは仕事を辞めて、

自分が本当にしたいことを探すための旅に出ています。

 

自分の人生は” 一度きり ”です。
そして、誰からも干渉されてはいけません。
たとえ家族であっても、干渉していい理由にはなりません。

 

ですから、
考え、行動し、人生を豊かにしていきましょう。

 

仕事が人生なんてもっての他なのです。

 

今日はこの辺で終わります。

 

ありがとうございました。

それでは!